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クスクス笑う先生。
笑うと自然に
こっちも笑っちゃう・・・。
これが、恋なのかな・・・。
「面白くないですー!取りにきてください。」
泣きながら頼んだ。
「わかった(笑)わかった(笑)」
暗い廊下を二人で進む。
冗談じゃなくて普通に恐い。
階段を上がろうと
したとき先生が走った。
「やだっ!置いてかないでください!」
私も走った。
追い付いて、
少し先生を過ぎた。
私が先頭で歩く。
「わっ!!!」
急に大きな音が聞こえた。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
全力で廊下を走り、
教室でこけて、
端の方でまるまっていた。
涙もでていた。
パニクってて何がなんだか
よくわからない。
「あははは!驚きすぎ(笑)ごめんごめん大丈夫?」
「へ?」
状況がわかった。
先生に驚かされたんだ。
「や、やめてください!」
必死でいった。
荷物を取って
二人で階段をおりた。
「うやっ!」
ドサッ
階段から落ちた。
土下座してるみたいな形になった。
「いたい・・・。」
「反省してるの(笑)?」
「してません!」
手を引っ張って
起こしてくれた。
やっぱり大人の手は
大きくていいな。
「ちえはよくこけるね。」
「好きでこけてるんじゃないです!さようなら!ありがとうございました!」
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