悲しませたりなんかしない

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61点 「や・・・やったぁ!」 石川先生にも褒められた。 周りのみんなも すごいっていってくれた。 優香はー・・・ 「りょう!優香はどうだった?」 こっそりゆきが りょうにきいた。 「優香は23点だったみたいだよ」 ??! 最初はなんの冗談かと 思った。 あんなに自信満々 だったのに? 23点・・・ どうしたんだろ。 「壁田」 石川先生に呼ばれて 教卓の前にでた。 耳元でボソッと 「千葉先生にお礼をいいなさい?」 「///!!??わ、わかってます」 石川先生に 気持ちばれてる? まさかね(笑) 放課後、 情報室に行った。 「先生!見てください!61点です!40もアップしました!」 ドアを開けてもらうなり なんなり、 勢いよくはいって テスト用紙をみせた。 「おお!すごいじゃん。」 すごい笑顔になってくれた。 「あれ?でも、俺が教えたとこも間違ってるぞ?」 あ・・・ 「す、すみません」 「しょうがないなー。」 《千葉先生、千葉先生至急職員室に来てください。》 放送で先生が呼ばれた。 「めんどくさいなー。ちょっと教室でまってて。」 「はい。」 ケータイを見ると、 着信とメールが入っていた。 着信は5件、 メールは7件入っていた。 送信者をみた。 「・・・っ?!!」 す、杉田だった。 メールの内容は 今どこ? これから話がしたい。 学校にいるんだろ? どこだよ。 などだった。 足が震えた。 言葉が出なくなった。 「ちーえ!」 びくっ! す、杉田の声がする。 教室までくる。 私は教室を 飛び出して逃げた。 今までにないくらいの スピードで走った。 助けて・・・ 助けて・・・ ゆき・・・ 助けて・・・ ゆきは部活で外にいる。 お腹がいたくなった。 もう、逃げるにも限界。 学校の一番はじっこの そうじ用具入れの 横に隠れた。 助けて・・・ 助けて・・・ 涙が頬を伝った。 「ちーえさん!どこかなー?」 くる・・・ やだ・・・ や、やだ・・・ 「みーつけた!」 「・・・っ?!」
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