ずっとずっとまっすぐな想い

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「最近生き生きしてどうしたの?」 りょうに言われた。 「そうかな!なんにもないよ!」 先生に恋したから なんて言えない。 《千葉先生、千葉先生、至急職員室にきてください》 最近千葉先生 呼ばれること多いなー。 「大変!千葉先生が杉田くんを殴ったみたい!」 ドクン・・・ え? 放課後・・・ 先生に結果表見せる 予定だったのに。 杉田を殴った・・・? 私のせい・・・? 「ちえ・・・?」 心配そうにゆきが 顔をのぞいてくる。 顔が青ざめて行くのが わかった。 教室を飛び出した。 職員室に真っ先にむかった。 ごめんなさい。 ごめんなさい・・・。 バンっ! 「あの、ち、千葉先生は・・・?」 「校長室にいるはずだけど・・・?ちょっと!?」 走った。 もうお腹が痛いなんて 気にしない。 「先生は何にも悪くないんです!!」 教頭先生と校長先生と 千葉先生がいた。 「わ、私が、私が杉田に・・・ふご・・・?!」 口を押さえられた。 なんで止めるの? なんで止めちゃうの? やめてよー。 「俺はどんな処分を受ければ・・・」 「杉田くんの話を聞いてみてからですね。」 杉田の話次第で変わるの? なら・・・ ダッ・・・ 電話を取り出して 杉田を呼んだ。 体育館の倉庫にいるらしい。 「助けて!先生が辞めちゃうよ!なんか適当な理由をつけて!お願い!」 「いいよ。」 にこっと笑った。 ぐいっと引っ張られた。 「そのかわり、ここでお前のこと襲っていいんならな。」 ドクン・・・ 襲・・・う? やだ・・・ でも・・・それで 先生のこと 助けられるんなら・・・ 先生が先生を 止めるなんてやだ。 「そんなに抱きたいんなら抱いていい・・・よ」 ごめんなさい・・・ ごめんなさい・・・ こんなことしか できないよ・・・ 「じゃあ遠慮なく。」
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