chap.1 憧れの人。

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バレーしてると、二枚目な容姿も作用して、めちゃめちゃかっこいい先輩だけど、同じ部になってわかったことは、性格は超三枚目ってこと。 いっつも先頭に立ってバカなことをしてる。 さっきブラ紐弾かれたようなイタズラを、あたしはいっつもちょこちょこさいれてる。 「だって。。先輩、あほだけど、バレーしてるとやっぱかっこいんだもん。。」 「もう憧れって言うより恋なんでしょ?」 からかうように菜月が言う。 「えー!やだよ!」 あたしはそれを全力で否定する。 「やだってなによ?」 「だって、ファンなら楽しいけど、恋って苦しいじゃん。。辛いのやだもん。。」 バレーしてる先輩見てるだけで満足☆ 彼女になりたいわけじゃないんだ。 「そんなこと言って、あとで泣かないでよね?」 「泣くもんか!」 菜月の言葉にあたしはガッツポーズをして見せた。
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