邂逅

3/10
前へ
/96ページ
次へ
カランカラン 店から支払いを済ませた廉が出てきた。 「!い、石神君……!」 「あ、ありがとう……大丈夫だった?」 「ん?全然大丈夫だよ?それより神埼(かんざき)と堤(つつみ)の方こそ、何もされてない?」 「うん、されてない」 「あ、そうだお金……」 「いいって言ってんじゃん。じゃ、俺行くわ」 「ぜ、絶対今度何かで埋め合わせするから !!」 「うん!」 「ん。期待してるよ。 じゃあね」 廉はひらひらと手を振って二人と別れた。 「……石神君って優しいよね」 「うん。すごく、かっこよかった……」
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加