ツンデレに死ねって言われたらやっぱりときめくよね

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「あなたが通う大学はちょっと変わっててねあそこは全く別の国なのよ」 「国?ここは日本だろjk」 俺の質問に郷田さんはなんかの地図を俺に渡してきて何故かパスポートも渡してきた 「本当に、ここから少し西に行くだけで違う国なのよ、と言うか知ってるでしょう?ココロナキ島」 その名前には聞き覚えがあった、確か神奈川県から船で南に少し移動すると小さい国があるとか、と言っても日本に近い為、お金はココロナキ島のお金もあるが日本のお金も使われ文化もほぼ日本だとか 「確か2010当たりに正式に出来た国ですよね」 「そう、まぁココロナキ島は元々日本だったんだけどね、"とある大富豪"が買ったってのが正しいわ」 「じゃあ大学はそのココロナキ島に?」 「えぇ、まぁ詳しい話はまた夜に話すわ、今は家でゆっくり休みなさい」 そう言うと郷田さんは車を止めた、外の風景を見てみると一軒家がたっていた、どうやらここが郷田さんの家らしいな 「さぁ、入ってちょうだい」 何時の間にか郷田さんは家の鍵を開けて中に入っていった、俺は慌ててそのデカい背中を追いかける 車の鍵開けっ放しでいいのか?これ閉めたほうがいいんじゃね?そう思って俺は足を止めた、やっぱマズいよな、これ郷田さんに言った方が良さそうだ そう思って後ろを振り返るとそこは一面綺麗な海だった 「すげぇ……」 日の光が反射してさらに引きだった海に見惚れる、写真でしか見たことがないような景色に足がしばらく動かない 「親父!車の鍵は?」 「ほら、これよ」 そして後ろから歩み寄る足音が聞こえる ヤケに透き通って綺麗な声だった、そしてその声は後ろの郷田さんの家から聞こえた 「郷田さんがヤケにきれいな声だしても美しさを表すことなど…」 「あん?誰だお前?」 「出来ますね、え?劇的美フォーアフター?」 後ろには二十歳くらいだろうか似合いすぎている赤い髪を靡かせながらスタイル抜群なお方がモデル並みに歩いてきた え?フラグじゃねこれ? 来た!恋愛フラグきた!これでかつる! 「きっとあなたとは前世で結ばれてた気がする」 「オレはお前を殺してた気がする」 「いきなり過ぎてよく分かんない」 「奇遇だな、オレもだよ」
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