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俺は高い丘の上にいた。
空には大きな満月が昇っていて、
夜なのにまるで昼のように大地を明るく照らしていた。
ふと丘の下を見ると、右手側には遠目に、黒い翼を携え、赤い目をした生物がいた。
逆の左側を見てみると白い翼を携え、頭の上に光の輪がついている生物。
悪魔と天使、一言でいうならばそういった感じだった。
そして俺自身は、と言えば純白、
と言う以外に表現のしようがない何の色も付いていない服装だった。
そして後ろを振り返ると、赤、青、黄など、それぞれ純色、
というわけではないが明らかにその色を基調としている服装をした、顔はなぜかよく見えないが今まであったことのないと確信できる人物が五人立っていた。
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