第1章

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「まったく、どこ見て歩いてるの」 僅かに怒ったような声が聞こえたがどこにいるか分からない。 「ねぇ、聞いてるの、上だよ、うえ」 「上?」  見てみると、手のひらに乗るくらいの小さな体に白い翼を携えた、見たら誰もが妖精というだろう生物がいた。 「なんだよお前は!」
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