僧侶の手記

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137 : ◆Vcef9xkjaI :2011/07/05(火) 05:57:23.17 ID:RffJ7xz2o 次の国は魔法が盛んと聞く。 魔法使いが少しだけはしゃいでるようにも見える。 滞在予定だった村は、魔物の手によって壊滅していた。 つんとした腐臭が立ち込める。 壊滅した後に野党にあさられたのか、目ぼしい物は何も残ってはいなかった。 予定を変更し、先にある街を目指す事にする。 魔物が集団で襲ってくる。 知性が高く、対処に戸惑う。 以前、砂漠で出会った魔物と同じように、言葉を理解する魔物がいた。 どうしても武器を振るう腕が鈍る。 自分の叫び声で目が覚める。 番をしていた勇者が悲しそうな目で私を見ていた。 きっとひどい顔をしていたのだろう。 食料が減ってきている。あれを食べるしか無いのか。 だがそれは人食いと何が違うのか。 見た目は干し肉だが、口に入れた瞬間にあの魔物の姿が目に浮かび戻してしまう。 水で無理やり飲み下す。
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