体育祭ってやる意味あるのかな?(前編)

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(柚貴side) バキッ ドゴッ ボカッ………… 「~~~~~~~…!」 「~~~~~~…」 心地好い眠りの中で、雑音が響きだんだん意識が覚醒してきた。 ……この音、喧嘩か…? うるせぇな……… 人がせっかく気持ち良く寝てたっつーのに… 低血圧のオレはそれに耐えられるはずもなく、横にしていた体を起こし木から降りる。 下に行けば、倒れてる奴と今まさに対峙してる奴等が6人いた。 様子からしたらあの赤髪のやつ対5人って感じか… 「…おい……」 ドスの効いた声で呼び掛ければ6人は僅かに肩を強張らせこちらに振り向く。 「なっ!み、み、御堂院様!?」 5人のうちのリーダーらしき奴がオレを見るなり顔を真っ青にする。 …あれ、こいつも調教したんだっけ? 覚えてないんだよねぇ 多すぎて。 柚「……なにしてんだ。オレ、今、寝てたんだけど」 睨みながら問う。 多分、目、据わってる。 「ぃ、いや、あの、……、す、すみませんんん!!!!」 バッと頭を下げながら謝るリーダーらしき奴。 ハハッ。直角。 「え、安西さん?何で御堂院なんかに頭を…つか御堂院キャラが違…」 「、馬鹿!!お前らも頭下げろっ!!!」 「え?でも…」 「速く!!!」 「は、はいっ」 安西?とかいう奴の必死な形相に残りの奴等も頭を下げてくる。 .
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