体育祭ってやる意味あるのかな?(前編)

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柚「……安西、そいつらの躾、分かってんな?」 そいつらとは、安西以外の奴等。 見るからにオレを怪訝そうに見てる。 仕方ないか。 なんせ今は“王子(プリンス)の御堂院柚貴”じゃないし。 だから口止めしなきゃ、ね? 「、はい!!ちゃんと言い聞かしときます!」 柚「…………………口外したら、承知しない」 「っ、…は、はい!!」 安西の返事にオレは満足し、少しだけ出していた殺気を止める。 ちょっと一般人にはキツかったかな? 柚「…ならもう行って良いよ?…ただで帰すんだ、命拾いしたね」 ニコッと微笑んで言えば安西を含め5人は汗ダラダラで中庭を去って行った。 ハハッ ほんと命拾いしたよ。 この場に安西(オレの調教した奴)がいなかったら、 全員 死んでたよ? 柚「……さて、もう一眠りしようかな」 アレから20分くらいしか経ってないし。 「……おい、」 また寝ようと木に進めてた足を、かけられた声により止める。 柚「……なに?」 お前に構ってる暇なんてないんだけどな? こっちは起こされた鬱憤を晴らしてないっていうのに。 .
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