2680人が本棚に入れています
本棚に追加
柚「……安西、そいつらの躾、分かってんな?」
そいつらとは、安西以外の奴等。
見るからにオレを怪訝そうに見てる。
仕方ないか。
なんせ今は“王子(プリンス)の御堂院柚貴”じゃないし。
だから口止めしなきゃ、ね?
「、はい!!ちゃんと言い聞かしときます!」
柚「…………………口外したら、承知しない」
「っ、…は、はい!!」
安西の返事にオレは満足し、少しだけ出していた殺気を止める。
ちょっと一般人にはキツかったかな?
柚「…ならもう行って良いよ?…ただで帰すんだ、命拾いしたね」
ニコッと微笑んで言えば安西を含め5人は汗ダラダラで中庭を去って行った。
ハハッ
ほんと命拾いしたよ。
この場に安西(オレの調教した奴)がいなかったら、
全員
死んでたよ?
柚「……さて、もう一眠りしようかな」
アレから20分くらいしか経ってないし。
「……おい、」
また寝ようと木に進めてた足を、かけられた声により止める。
柚「……なに?」
お前に構ってる暇なんてないんだけどな?
こっちは起こされた鬱憤を晴らしてないっていうのに。
.
最初のコメントを投稿しよう!