体育祭ってやる意味あるのかな?(前編)

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どこか呆気なさを感じながらも、睡眠の欲求には勝てず再度立ち去ろうとした。 そう 立ち去ろうとした。 「……俺を恐怖させたのも、俺を知らないのも、てめェが初めてだぜ?」 クックっと喉を鳴らして笑う赤髪。 …? 普通ここは怒る場面じゃないの? 何で笑って……………ハッ!頭がおかしくなったとか……… いや、それは元からか← 「……俺は八。新藤八だ」 柚「ブッ」 「……は?」 柚「、……!フフ、アハハハ!!ヤバッ…ウケる、ププッ!八って…八って!忠犬ハチ!!アハハハハハハ!!!」 ヤバいッ… 笑いが収まらない。 だって、だって、あんな強面でいかにも不良の親分ですみたいな奴が八って…!! これが笑わずにいられますか!? しかもオレが吹いた時のあの間抜けな顔。ダブルパンチできた…! 八「………馬鹿にしてんのか?てめェ……」 柚「っ、フフフ…ッ、いや?い、良い名前だと思う…プス!!だ、だめっ…ハハハ!!収まんない!ククッ…、じゃ、もうオレは、フフ、行くから…バイバイ、忠犬ハチ公…ブッ!」 あー横腹が痛い!! 八…しんどうはち、ね…。しっかり覚えたよ。オレに覚えて貰えるなんて光栄に思ってよね? 忠犬ハチ公。 アハハハハハハ!!! だめ、ちゅ、忠犬ハチ公ッ…!!!あの強面赤髪不良がハチ公っ…!!ブフッ!! .
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