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陸「…ふぅん。じゃ、御堂院は俺と一緒に風紀室。残りの3人はとっとと授業に行きな」
副委員長はオレが3人を庇ったと分かってるはずだ。
なのに何で何も言わないんだ?
まぁそっちの方が好都合だから良いけどさ。
てゆーか、実際は庇ったわけじゃない。
丁度委員長に話があったからわざとオレだけ風紀室に行くように仕向けただけ。
佐藤くん達がいたら話が出来ないし。
でも佐藤くん達は庇われたと思ってるだろうなぁ…
フフ、恩を売っといて損はない。
柚「…じゃぁね3人共。ちゃんと授業に出るんだよ?オレの事は気にしなくて良いからね」
そうフワッと笑って言い、先を行く副委員長の後に続く。
後ろでオレを呼ぶ声が聞こえたけど聞こえないフリ。
「気にしなくて良いからね」なんて言われちゃ、余計気にするよね。アハ。
◇ ◇ ◇ ◇
ガラッ
陸「充さん。」
風紀室の扉を開けて中に入る副委員長に続いて中に入る。
中には委員長しかいなかった。他は授業に出てるのか、見回りか…
戸「…あぁ、陸か。それに御堂院」
柚「久しぶりですね、委員長」
あの食堂事件の時以来、一度も会ってないからな。
てゆーか会いたくなかったから上手く避けてたし。
委員長は気に入ってるんだけどね~。
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