フラグ乱立注意…しても立っちゃうもんは立っちゃうよね

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陽「……帰っ、た?」 呆然としている2人に近寄り、佐藤くんの縄をほどいてあげる。 柚「物分かりの良い人達で助かったよ。暴力沙汰にならなくて済んだしね」 陽「あ、はい…って、え、な、何で柚貴先輩がここに…?」 ゆっくりと立ち上がり問いかけてくる。 いや、どんだけ動揺してんの。 柚「皆川くんが佐藤くんがトイレに行ったっきり戻って来ないって探してたからオレも一緒に探しててね、結果ここに行き着いたんだ」 別に嘘はついてない。 ずっと窓から様子を見てたってとこは省いたけど… 陽「……そうだったんですか。あ、助けてくれてありがとうございました!」 笑ってお礼を言う佐藤くんにどういたしまして。と微笑む。 別に、ただオレのお気に入りに勝手に手を出されるのが嫌なだけだ。 まぁ、佐藤くんの中ではオレの株が上がっただろう。 柚「…さて、問題は君だけど…」 今までずっと黙ってた宮本くんに顔を向ければ、大袈裟なほど肩が跳ね上がった。 硯「…ぅ……ぁ、あの、その………」 顔を青くしながらどもる宮本くん。 いや言葉になってないし .
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