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柚「…君はオレの親衛隊だよね。」
硯「は、はい…!」
確かいつかのお茶会で話したことある。
あ、お茶会ってのは月に一回自分の親衛隊と交流を取るために開かれる茶会のことね。まぁ生徒会のとこはやってないと思うけど…生徒会は親衛隊を嫌ってるし。
で、そのお茶会の時に盛大にずっこけてお茶溢してたのが凄い印象強かったから覚えてたわ。
柚「制裁は今回が初めてだよね？オレが佐藤くんと関わっているから？」
それが気に入らなかったのか？
まぁ理由はそれしかないよな…
…めんどくせ
硯「…ぅっ…すみません…!ゆ、柚貴様が、こいつを気に入ってるみたいに感じて……僕、僕…柚貴様が好きになってしまうんじゃないかと不安で…!!」
ポロポロと大粒の涙を流しながら苦しそうに泣く宮本くん。
馬鹿だ。
オレを好きになるなんてほんと馬鹿。先生といいオレの親衛隊といい………
それに
オレは佐藤くんを好きにならない。
絶対に
柚「…大丈夫。同じだよ。君も、佐藤くんも…みんな同じだから。ね？不安になることはないよ」
頭をポンポンと軽く撫でて出来るだけ優しい声色で子供に言い聞かせるように言う。
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