8章

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部屋に入ると、これまた驚きで今日何回目の驚きだろう…… 一体、部屋は何個あるんでしょうか? リビングに寝室、来客用の部屋にキッチン、寝室なんて2部屋も、あ……浴室も2つ。 「美優、まず落ち着こう」 あらゆる部屋を覗いては悲鳴をあげるもんだから、蓮も呆れて苦笑いしてる。 「だってびっくりすることばっかりなんだもん」 「ここにおいで」 と、ソファをポンポンと叩いて呼んでいる。 私は持っていたバックを置いて、横に座ろうとしたら、手首を引っ張られ腰を持ち上げられた。 「捕まえた」 蓮の膝の上に股がっている。 しかも逃げられないように腰に手が伸びていて、グイッと蓮の胸元の前まできて…… 「蓮……近いよ」 ククってまた意地悪な顔して笑っている。 「これからどうするの?」 「海行こう」 そう。この旅行で一番不安だったのは海。水着を着ることが一番の不安だったのだ。 胸がね…… まだ見せたことないからね。余計恥ずかしい。 今の水着はとても素晴らしい機能はあるけど…… あー やっぱり泳がなきゃだめ? 「美優の水着姿楽しみ」 はあ…… 期待に応えなくてごめんなさい。
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