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部屋に入ると、これまた驚きで今日何回目の驚きだろう……
一体、部屋は何個あるんでしょうか?
リビングに寝室、来客用の部屋にキッチン、寝室なんて2部屋も、あ……浴室も2つ。
「美優、まず落ち着こう」
あらゆる部屋を覗いては悲鳴をあげるもんだから、蓮も呆れて苦笑いしてる。
「だってびっくりすることばっかりなんだもん」
「ここにおいで」
と、ソファをポンポンと叩いて呼んでいる。
私は持っていたバックを置いて、横に座ろうとしたら、手首を引っ張られ腰を持ち上げられた。
「捕まえた」
蓮の膝の上に股がっている。
しかも逃げられないように腰に手が伸びていて、グイッと蓮の胸元の前まできて……
「蓮……近いよ」
ククってまた意地悪な顔して笑っている。
「これからどうするの?」
「海行こう」
そう。この旅行で一番不安だったのは海。水着を着ることが一番の不安だったのだ。
胸がね……
まだ見せたことないからね。余計恥ずかしい。
今の水着はとても素晴らしい機能はあるけど……
あー
やっぱり泳がなきゃだめ?
「美優の水着姿楽しみ」
はあ……
期待に応えなくてごめんなさい。
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