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お盆休みが終わり今日から会社は通常に戻った。
私は昨日の午前中自宅に戻り、留守にしていた部屋を掃除したりと忙しく過ごし、夜はぐっすりと爆睡していた。
ほんとは昨日も泊まれって言われたんだけど、流石に体がね……悲鳴上げてます。
出社して更衣室で久しぶりに梨花に会う。
「梨花、真っ黒」
「美優、あんたそれで沖縄行ったの?」
「あ、日焼けしてないから?私は日焼けしても赤くなるだけで黒くならないの」
「そうだね、美優っていつもそうだった。でもそれってうらやましい」
「そうかな。梨花みたくなりたいよ」
私達は沖縄の話をして部署に向かった。
何かあった?部署の中がざわざわしている。
梨花と目を合わせてお互いに首を傾げた。
「みなさんいいですか?」
課長がみんなを呼び、声を掛け集合すると……
私と同じくらいかな?
かわいらしい女の子が課長の横に立っている。
「福岡支社から異動してきた、清水咲さんだ。今日から経理課で働いてもらうことになった。みなさんよろしくお願いします」
今頃異動なんて珍しい。
「不倫で異動?」
梨花が小さい声で耳元で言った。
「まさか」
「清水咲です。よろしくお願いします」
と、頭を下げた。
話が終わりみんなそれぞれのデスクに散らばる。
そして課長が私と梨花の所に来て、
「清水さんの面倒は井上さんにお願いしようかな」
え、私?
「私はまだ教える立場ではないです」
私は清水さんの面倒は無理だと思い課長に言った。
「歳も近そうだし、頼むよ」
「か、課長」
行ってしまった……
「勘弁してよ」
さすがの梨花も呆れ顔だ。
「この仕事は二人以上必要ないって」
「そうだね……」
これからあんなことが起きるなんて……
私は思ってもいなかった……
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