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「一緒に住まないか」
「うん。そんなことでいいの?……って……うん?一緒に住む?え?えっ?」
ポカンと口が開いたままきっと私はマヌケ顔だ。
「わ、私が蓮と?」
「美優以外の誰がいるんだよ」
「ちょ、ちょっと待って」
「待てないよ。美優は罰を受けるんだから」
一緒に住むってここに?蓮のマンションだよね?もう突然過ぎて頭が真っ白。
「今回こういうことがあって、また問題が起きたら美優一人で悩むよね。きっと一人でいつまでも悩んで泣いてまた俺に別れたいって言ったりする。だったらここに住んでさ。二人で悩んで解決すればいんだよ」
「れ……ん……ううっ」
「また泣く」
「だって蓮、かっこいい」
「そんなの当たり前」
私はきっと世界で一番幸せ者だね。こんなにたくさん蓮から愛をもらってる。どうな高価な宝石よりも私は蓮がいることが何より嬉しい。
『二人で悩んで解決すればいんだよ』
この先辛いことや悲しいことがいっぱいあるかもしれない……
でも、
蓮とだったら乗り越えていけるんじゃないかって思う。
ずっとずっと未来も一緒に蓮といたい。
ううん。
絶対いるもん。
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