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梨花に電話をして居酒屋の状況を聞きたかったけど、結局どう説明していいのかわからず、悩んでいるうちにソファで寝てしまっていた。
お陰で体のあちこちは痛いし、目は腫れてるし、最悪な一週間がスタートしてしまった。
更衣室のロッカーの鏡で顔を見ると、最低な顔で、化粧で誤魔化すことができないほどやつれている。
「帰りたい」
学生なら簡単に休めるのに社会人はそうもいかない。
重い体を起こし、やっとの思いで会社に足を踏み入れた。
経理課に行けば神堂部長がいる。
どういう顔で接しればいいのか正直、不安で不安で仕方がない。
今日一日、外出してくれることを祈るしかない。
「おっはよ」
声をした方に顔だけ向けると、私とは大違いの清々しい梨花が更衣室に入ってきた。
「梨花……」
「うわっ、ひどい顔」
「……」
「神堂部長となんかあった?」
そんな笑って言わないでよ。
「梨花、ちゃんと説明して」
「何が~?」
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