4章

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「髪乾かしてあげる」 「あ、そういうことですよね」 かなりの勘違いに恥ずかしくて笑って誤魔化す。 空いている股の間にちょこんと座ると 「なんか期待した?」 私の耳元で言うもんだからくすぐったくて肩を縮める。 それと同時に勘違いを指摘されて、顔が真っ赤になっていた。 私の髪に触れながら悪戯っぽく笑う神堂部長にドキッとしたけど、髪を触られているせいか心地良くて私は目を閉じていた。 「寝ようか?」 「そうですね」 時計を見るともう3時を過ぎていて、さすがに瞼が重くなっていた。 寝室のドアの前でこっちだよ、って満面な笑みを浮かべて私を呼ぶ。 「はい……」 トクントクンと動く鼓動。 私……意識しすぎだ。
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