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更衣室で、朝から梨花に冷やかされながらも、緩む頬を必死に硬直させていた。
「まさか、入社式からね~」
「うん……」
「美優のこと好きなんだなって気付いてはいたけど、まさかそんな前からだとはな~」
「気付いてたの?」
「他の人は気付いてないだろうけど、私はわかってたわよ」
「そうなんだ……」
いやいや、気付かない美優、あんたが鈍すぎるの。
「もうヤっちゃった?」
「はあ?やめてよ梨花。私達はまだそんなんじゃ」
「えっー?あんた達気持ち確かめ合っててヤッてないの?」
「ちょ、ちょっと梨花、誰かに聞こえちゃう」
~梨花side~
神堂部長ったら、そんなに美優が大事なの?
硬派だね~神堂部長。
まあねー
ずっと好きだった女だもん、そう簡単に手出せないか。
次の進展が楽しみ。
フフッ
またしても梨花は一人ニヤけていた。
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