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うっ、緊張する。
もう来てるのかな。
落ち着かない私は起きてからずっとソワソワしていて、とにかく目が泳いでいた。
「美優その動き変だよ」
「だってー」
ほんとかわいいな美優。
恋する乙女って感じ。
でも私も恋しちゃったんだよね。
そんな梨花の恋を知ったのはちょっと後のことだった。
「おはようございます」
梨花が言ったので私も挨拶をすると目の前にいたのは蓮で……
その瞬間から心拍数がどんどん上昇していく。
一瞬だけ目が合ったけど、それは会社モードの冷たい視線で、わかっているのに胸が痛くて……
こうやってこの状況に慣れないといけない。
そう頭ではわかっているのに傷付いている自分がいた。
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