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数分で美優は寝息を立てて眠った。
真っ白な透き通る肌は熱のせいで赤身を得て、まだ触ると体は熱く、熱のせいで呼吸が少し早い。
俺は美優の唇に触れ、指でスッーとなぞる。
「……ん……」
声を出して、向きを変えて俺に手を回し抱き付いてきた。
「はあ……」
隣にいるのに手を出せないこの過酷な試練は俺にとってかなりきつい。
ずっと触れたかった美優が今はこんな近くにいて、でも華奢な体を壊してみたい欲望もある。
「はあ……」
生き地獄の中、俺は美優の頬にキスを落とし、深い眠りについた。
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