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蓮がお粥を作ってくれて、食べれるようになったら食べてと言って、仕事に行ってしまった。
誰もいなくなった蓮の部屋。
ベッドからは心地好い蓮の残り香が私を癒してくれる。
「会議始まったかな」
蓮のことを考えているうちにウトウトしてきて、私は夢の中へ吸い込まれていった。
蓮は昼過ぎに帰って来て、もう大丈夫と言っているのに私の話なんて聞いてくれず、結局病院に連れていかれた。
そして夏風邪と診断されて、薬を貰って帰って来た。
帰宅したのは蓮のマンションではなく、自分のマンションで、今この散らかった部屋に、蓮がいる。
送ってもらうだけだったのに、入りたい、入らせてってかなり強引にしかも強制的に言われて……
「ここずっと忙しくってそれで……」
見苦しいいい訳だ。
いつもこんなに散らかってないのに、一昨日からだらけてしまってこんな状態。
部屋に入った蓮は
「美優ってナマケモノ?」
心臓にグサッと穴が開きました。
あ……嫌われたと思ったら
「忙しかったんだよな」
って嫌味たっぷり言われて。
明日から絶対毎日掃除するんだと心に誓った。
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