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~枯れない桜~
瞬「でっかいな~。確かここで昔よく遊んだっけ…」
瞬は桜の木に腰かけ座った。
瞬「義之、音姉、由夢、ちひろ、…………後、誰だっけ?もう1人いた気がする」
瞬が頭を抱えて、唸っていると声をかけられた。
??「あの~、どうかしましたか?」
瞬「ん?あぁ、ごめん考え事してたんだ」
瞬は顔を上げてた。そして、声かけてくれた少女を見た。
瞬(…お、ちょっとかわいいな。付属の制服きてるから風見学園生か…、リボンの色は赤って事は1年生か…)
??「?、私の顔に何かついてますか?」
瞬「いや、なんでもないよ。えーと…」
??「あ、私、天枷美空って言います」
少女は笑って自己紹介する。
瞬「美空?なんか聞いた事あるような………あぁ~!思い出した!最後の1人は美空だっ!」
美空「わっ!びっくりした~」
瞬「あぁ、ごめん。美空、俺の事覚えてないか?」
美空「え?………えっと、どこかでお会いしました?」
美空は首を傾げて言った。
瞬「やっぱ、覚えてないか。お前まだ3歳だったもんな」
美空「3歳?…………もしかして……、瞬お兄ちゃんですか…?」
瞬「お、覚えてたか。お前以外に記憶力いいな」
瞬は笑って言っていると美空は俯き、ふるふると振るえていた。
瞬「ん?どした?具合でも悪いのか?」
美空「お兄ちゃ~ん!!」
瞬「のわっ!!なんだいきなりっ!」
美空がいきなり瞬に抱き着いた。
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