学園生活と幼なじみとの再開

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~1階階段前~ 2人はいろいろ見て回った。 瞬「もう、誰もいないよな」 義之「そうだよな。誰もいないよ。もう」 瞬「いったん生徒会室に戻るか?」 義之「よし、そうするか」 瞬と義之は階段を上った。踊り場に着くと、瞬は何かに気づいた。 瞬「ん、おい、義之、あそこに女子いるぞ」 義之「本当だ。まだ校内に残ってる子いたんだな」 瞬「てか、あの子なんか俯いてるな。具合でも悪いのか?」 義之「お~い、もう下校時間過ぎてるぞ~」 義之が声をかけた。 女子生徒「…………」 瞬「聞いてないな」 義之「何か、嫌な予感がするな。でも、ほって置けないよな。あれ…」 瞬「そんな、悪い気はしないがな。俺は、よしちょっと行って来るよ」 瞬は女子生徒にちかずいた。 瞬「あの、大丈夫?」 瞬は女子生徒の前にしゃがんで言った。 女子生徒「……へ?」 少女が瞬の顔を見た。 瞬「大丈夫か?具合が悪いとか?」 女子生徒「ぁ……」 ぽかんとした顔で瞬を見つめてくる。瞬の後ろに義之もきた。 義之「その、そこでうずくまってるように見えたから。体調でも悪いのかなって思って」 女子生徒「ぇ…………」 瞬「あ、あの、えっと………」 瞬と義之は言葉につまった。
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