三上 和幸

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全身びっしょり濡れて歩いていると夏とはいえ 夜風が肌寒く感じた 「ハックション!!寒っ!!」 自分で自分の体を抱くようにして家路に着いた その時、ふと鳴海は、思った 今、自分が助けた彼の歳は、鳴海とあまり変わらないようだった この島じゃ、見たことない感じがした。 とっさのことで辺りも暗かったし、ちゃんと確認したわけではないが 和幸では?と思った。 あぁ、かっこつけて、そのまま立ち去っちゃった、少しくらい、話せば良かった~ 残念!!
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