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次の日、朝目覚めると喉に痛みを感じた
自分の部屋を出て、階段を降りてキッチンに向かった鳴海
「母さん、風邪ひいたみたい。喉痛くって、風邪薬ない?」
見ると、母が目を真ん丸くしている
「なんて声!ガラガラよ!やっぱり、昨日の夜、びしょ濡れになって、遊んでるから、風邪ひいちゃったのね!!」
「遊んではない!!ゴホッ」
「えーと、風邪薬は、確かここに~、あった。はい、これ飲んで、今日は、寝てなさい。」
母は、何をする時も必ず、喋りながらだ。だが、こうして体の調子が悪い時は、
少しうざったく感じる
食欲もないので、そのまま薬を飲んだ
続けて母が喋りだす
「今日から、別荘に和幸君の世話をしに行くからね。あんた達の食事は、ホラっこのお鍋の煮物とこっちのお鍋は、お味噌汁、それから…」
「はい、はい。分かってるから、父さんと適当に食べるから、早く別荘に行きな」
母の説明を長々と聞いているほど、体がもたない気がして、遮るように返事をし、自分の部屋に戻った
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