三上 和幸

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いつの間にか、ぐっすりと寝ていたようで、目が覚めるとお昼をとうに回って 午後2時半だった 着ていたパジャマは、汗でじっとり濡れている その変わり、体のほうは、すっかり楽になった 「ん~!!治った!!」 両手をあげ伸びをして、ベッドから、立ち上がり部屋を出た 「まずは、ご飯ご飯♪」 母が作り置きしておいてくれた食事を温めもせずに喰らい付く その姿を後ろから、父が見ていた 「そんだけ、食えたら、もう大丈夫だな」 !!! 「うわっ!!なんだ居たの?びっくりさせないでよ!!」 「父さんは、お前の食欲に驚いてるよ。女の子なんだから、温めるくらいしなさい」 「はぃはぃ」 キッチンを後にする父の背中にベェ~っと、舌をだす鳴海
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