―プロローグ―

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    「で?なんのよう?」 「ああ。お前に用があるのは、 その甥っ子の世話を頼みたい」 「…………はぁ?」 なにそれ? 「いや、俺の甥っ子は 庶民暮らしでな、 こんなセレブ学園じゃ 右も左もわからないと思ってな」 「…………はぁ」 なんでそこで俺? 俺は別に庶民じゃないし つか逆にお坊ちゃんだぜ? そこそこ名のある…。 「引き入れてくれるよな?」 「え?いや、ちょっと 待ってくれよ。 なんで俺なんだ? んなもん生徒会とかに 任せりゃいいじゃねーか」 「いーや。お前がいいんだ」 理由も言わず結論を出して 有無を言わせない迫力を出して 俺を圧倒する。
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