―プロローグ―

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  俺はどうやらこの笑みに 弱いらしい。 なんだか悔しい俺は わざとらしく溜め息をついて 悪態をつく。 「あのさー俺って 会長様も守らないと いけないんだけどー」 「いつもサボってる奴が よく言うぜ」 「よく知ってんな」 「当たり前だ。 俺を誰だと思っている。 お前のことは何でも知ってるぜ」 「うわーストーカー発言 しやがったー。 警察呼びたーい」 「ほう…。 そんな事言う奴は お仕置きが必要だなぁ」 「失礼しましたー」 不適な笑みを浮かべ にじり寄ってくる理事長に 身の危険を感じ、 逃げるように理事長室を出た。
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