―プロローグ―

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  まあ、隊長になるとは 思ってなかったけど。 おっと、いつの間にか 授業が始まっていたのか いけ好かない顔をした眼鏡が コチラを睨んでいる。 声小せぇんだよハゲ! と思いながら 大人しく黙った。 キーンコーン ―――― はい あっという間に放課後。 この後 親衛隊の ミーティングがあるけど もちろん俺はサボr… 「おっと、そうは させへんでぇ?」 がしっと俺の肩を 掴んで放さない辰巳。 「い、いや~ 俺ちょっと用事あるから…」 「そんな事言って いつもサボってるやろ! 今日は逃がさへんでぇ」 そういって腕を掴み 問答無用に引っ張っていく。 チッ 面倒臭ぇな。 と思いながら されるがままに 打ち合わせの部屋に 連れて行かれた。
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