―プロローグ―

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  「転校生?」 「そうだ」 放送で呼び出したりするから 何事だと思っていたら 転校生かよ。 俺 全然かんけーねぇじゃん! 「で、それがどーしたんスか?」 「ああ、実はな…。 その転校生は俺の甥っ子でな…………その、…なんていうか…… …めちゃくちゃ かわいいんだよ!!!」 「…………は?」 「だからーすっげー かわいいんだよ! 背が低くてなー目もパッチリでーたまに素っ気ないんだがそこがまた良くてなー。 あ、もちろん十六夜も かわいいぜ?安心しろ。 俺の本命はお前だから」 安心できません。 「失礼しましたー」 「待て待て!話はこれからだ」 ったく、俺はアンタの ノロケ話を聞きに来た訳じゃ ねぇんだからな。
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