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俺と秋徒が東門に着くと、門に寄りかかり腕を組み俺達を睨むように見る少女がいる。 俺達が前に着くなり、少女は怒りと呆れた感じで話し始める。 「遅いのよっ!何でアンタが迎えに行っても遅いわけ…!?」 「仕方ないだろ?春樹ののんびり癖は昔からなんだから。友夏が迎えに行けば良いじゃねぇかよ…」 友夏と呼ばれた少女は俺達が大学に入ってから出会った友達だ。 明るくて活発だが、どうもヒステリックでツンケンしている。実は怖がりでお化け屋敷で泣き出したのは口止めされている。 「ほら、いちご牛乳」 俺は先ほど買ったいちご牛乳を友夏に手渡した。 ニヤリとして友夏はいちご牛乳を飲み始める。 「…分かってるじゃない。さあ、行くわよ?」 友夏は甘い物を口にすると大人しくなるのを知っていて俺はいちご牛乳を買ったのだ。 友夏に言われ門の中へ再び俺達は歩き始める。 「単純だよな…」 「あぁ…確かに」 「何か言った?」 「「いえ、別に…」」
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