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「はじめましょー」
「毎朝思うけど、そのダサい掛け声なんとかなんねぇの?」
「黙れ花村」
向かい合って着席し、勉強道具を広げる。
『朝の会』
それは、私たち三人が、誰もいない早朝の教室で開く、ぷち勉強会。
こんな見目麗しい二人組と朝の時間を過ごすなんて、相当恐れ多いけど。
スペックのひじょーに高いこの二人に対して、
私、真鍋秋はいたって普通の田舎らしい女子高生。
彼氏いない歴=年齢
休日はジャージ姿
どっちかと言うと干物に近い。
…構ってもらえるだけでも、感謝すべき、かな。
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