~日常~

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「けしからん!お父さんは許さないぞ!」 「え?え?お父さん?」 は!しまった!つい父性本能が。 ていうか俺何かテンションがおかしくなってる気が。 「あぁすまない。でも食べないと体に悪いぞ?」 「そう……かな?じゃあ、後ちょっとだけ買うねっ」 うんうんそれでいいんだ。いいのか? 「そうか、じゃあ買ってきなよ。外で待ってるから。」 「ありがとっ。じゃあ買ってくるね~」 といい凛はレジへ向かった。 しばらくして凛が店から出てきた。 「ごめんねっ、遅くなっちゃった。」 「ん?大丈夫だよ。でも何で遅れたの?」 買った量と掛かった時間は明らかに比例してなかった。 「えっと、おにぎりとパンとお茶をレジに置いて、レジの人が会計してる時にチラッと私の事見たの」 「ほぅ。んでレジの人は?」 まさかな……。 「鼻血出して倒れちゃって……。ティッシュあったからそれで鼻血拭いて、そしたら変わりの人が来て急いで会計済ましてくれたの」 やっぱり……。 もう凛とどこかへ行くのやめようかな。 この夏初めて真面目に悩んだ瞬間だった。
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