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「うおっ!?びっくりした!以外と普通の形してるな……」
と1人呟く。
さぁどうする……、
荷物は何もいらないな。
手ぶらで行く訳か……。
まぁいいや、凛の事はちょっと心残りだけど。
そしたら帰ってきてもう一回言えばいいんだ。
だから俺は《絶対》ここに戻ってくる。
そう誓った。
【あーあー。聞こえますか?】
ビクッ!
「誰だ!」
俺は扉に向かって言う。
【あ、手紙の送り主です。もう時間ですので入って下さい。】
「分かった。けど入ったらどうすればいいんだ?」
【入ったら案内の人がいる筈ですのでその人に従って下さい】
「あ、あぁ。分かった。じゃあもう入るよ」
【わかりました。では……】
そいつの声が切れると同時に扉が開いた。中は虹色の空間が広がっていて入るかどうか悩むくらい
不気味だった。
けど俺は迷わず扉に入る。
絶対帰ってきて凛に改めて想いを伝えるから――
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