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「あ?やる気かガキ?俺らちょっとイラついてんだよ!殺すぞ?」
「奇遇だな。俺もイラっときてたんだよ。」
「あ!?なめてんじゃねぇぞガキ!」
「もう我慢できねぇ!とっととぶっ殺してやる!」
そう言って男は1人が銃、1人は刀を構えた。
刀はどうにかなるとしても銃はマズイな……。
そう思いながら俺は朱雀を鞘から抜き臨戦体制になった。
「こい……!」
俺がそう言うと刀を持った男は走って近づいてきた。
「オラ死ねやぁ!」
ガキン!キン!キン!
俺は何とか相手の刀を受け止める。
だが守っているだけでこのままでは、もう片方に撃たれて終わりだ……。
「今だ!こいつ撃っちまえ!俺は死んだ体を切り刻むからよ!」
またニヤニヤと笑う。
あぁ目障りだ。
とっとと撃てよ。
「あぁ!じゃあなガキ!」
バン!
男は引き金を引いた。
俺に向かって水の魔力を込めたからか水色の銃弾が飛んでくる。 頑張れば避けられるが避けようにも刀を持った男が俺を逃がさない……。
やばい、終わったな……。
俺は死を覚悟し目を閉じた――
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