26人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
「マリ、ホントごめんな。それにおっさん達も。でも俺はお前達がやろうとした事は絶対許せない」
だけど俺も自分の勝手で人を殺してしまった……
「皆俺のせいで死んだ。だから俺はもう……誰も殺さない」
俺はマリに、そして愚かな自分自身に誓った。
もう夕暮れか……。
一面の草原は夕日に照らされて凄くキレイだった。
なのに俺の心は晴れる事はなかった。
夜になった。少し肌寒くなってきたけど、俺は歩き続けてる。
そして、
「あ……」
町が見えてきた。
だがもう町に行くまでの体力が残ってないので今日は野宿する事にした……
空を見上げると満天の星空が見えた。
「ヘルスではこんなキレイな星空見れないだろうな……」
その言葉を最後に俺は眠りについた……
最初のコメントを投稿しよう!