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「そういや兄ちゃん、お前学校とかどーするんだ?」
あっ。忘れてた……
「やべっ。どうやったら入れるんだ?」
「そりゃ入学手続きすれば入れるぞ。ただ保護者が必要なんだよな……。兄ちゃん1人身だしな…」
そっかぁ、1人で来たんだよな……。どーしよ?
「おっ!そうだ!俺が保護者変わりになってやろうか?そんなら入れるぞ?」
え?いいのかおっちゃん!
「おっちゃんいいのか!?やったー!ありがと!」
俺は嬉しくなっておっちゃんに抱きついた。
「おぉ!任せとけ!それと兄ちゃん。名前なんて言うんだ?」
おっちゃんは俺を優しく離し聞いてきた。
「あ、俺はアキ=レイル。
おっちゃんは?」
「俺か?俺はニコル=ハーヴィってんだ!よろしくなアキ!」
ニコルか。おっちゃんらしくない名前だな……。
「なぁニコルって何才だ?」
「今年で25才だぞ?」
……マジデ?
「ほほほほホントかニコル?」
「?? 俺そんなに老けて見えるか?」
と言われ改めてニコルの顔をみた……。
「めっちゃイケメンだ!」
あ、つい口に出てしまった。
「よせやい!照れるじゃねぇか!」
とニコルはいかにも親父らしく鼻を指ですする。
……言葉遣いとか変えれば絶対モテるよな。
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