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「お邪魔しまーす」
「おう!いらっしゃい!」
俺達はニコルの家に着いた。
とりあえず家の中を探検するように歩いていた。
「ニコルの家って以外と普通の家――」
とここで“何か”を発見。
「温…泉?」
俺が発見したのは“温泉”だった。
「お?早速見つけちまったか~。後で風呂入る時にばらそうと思ったのによ~」
ニコルが残念そうに言う。
「あれ?ニコルんちって八百屋じゃないのか?」
俺はさっきまでニコルの八百屋を手伝ってた。温泉宿なんて聞いてない。
「あぁたまに温泉宿やる事もあるんだぜ?今日は八百屋の日でな」
んなバカな。
俺の記憶の中に八百屋と温泉宿を兼ねてる人は見た事がないぞ!
「へぇ。すげぇなニコル!めっちゃ儲かるんじゃないのか?」
「ん?いや俺は“こっちの仕事”ではあんま稼いでないからな」
“こっち”?
「ニコル?こっちって何だ?」
「…っ!あぁ何でもねぇよ!気にしなくていいからな!さぁ修行修行!」
と言われた。
誤魔化すなんてニコルらしくないな。
「あ、あぁ。」
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