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俺は逃げない。自分の罪は、自分で償うから。
「よく逃げずに言った。それは誉めてやろう」
「……何で」
ポツリと呟く。
「何でニコルがマリを知ってるんだ!答えろ!ニコル!」
「俺はさっき、お前の頭に触れたな。」
「あぁ。それで?」
不機嫌そうにいう
「その時はお前の属性を調べようと、俺はお前の頭の中に入った」
「だから何で知ってるんだって聞いてる!」
俺は耐えきれず怒鳴る。
「そしたらな、お前の属性を知ったと同時に、お前の記憶が入ってきたんだ」
「俺の記憶……」
「あぁ。お前が殺した奴らも分かったよ。昼間聞いた死者はお前に殺されてたって事がな」
ニコルは冷たく告げる。
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