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はぁ……。
まだ気分がブルーな俺はとりあえず手紙を読む事にした。
【朱城 秋さんへ
もう1つの世界へ行きませんか?】
そう書かれていた。 一見変な手紙だと思う……。
―もう1つの世界―
俺はそこに引っかかった。
確か歴史の授業で聞いた気がする。
今俺がいる世界がヘルスと言うらしい。
そしてヘルスとは違う次元にセイスという世界があると聞いた。
確かセイスは魔法が使えるらしく、今までたくさんの人がセイスへ行こうと試みたが全て失敗。その中ではブラックホールに吸い込まれて死んだ人もいたそうだ。
違う次元=宇宙に行くってバカだよな……。
とその時は思っていて、どうせ自分には関係ないだろと今まで気にしないでいた。
だがこの手紙にはもう1つの世界へ行かないかと書かれている。しかも手紙の送り主は不明。
つまりこの手紙を送ってきたのは、
セイス側の人……となるのか?
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