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もし仮にセイス側の人が送ってきたとしてもこの手紙には
【行きませんか?】と書いているだけ。行き方は書いてない。
ただのいたずらかもしれないしなぁ…… う~ん、どうしたものか。
とりあえず気を紛らす為に小説読も――ピンポーン
またか!
なんだ皆は俺に小説を読ませたくないのか!?
ガチャッ
「何ですか」
若干不機嫌な感じでドアを開ける
「あ、度々すみません!」
「あ……東条さん?」
予想外の人がきた。 やばいよ!
ちょっとテンション上がってきた!
「あ、さっきバイトしてる所の人から電話があって《今日はもういいよ~》って言われたので何か来ちゃいました……」
その人ナイス!
「へぇ。バイト終わってよかったですね! あ、立ち話も何ですから……」
「ふぇ? で、ではお邪魔します……」
こうして俺は夏休みに定番の青春とやらを味わえた。
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