プロローグ

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人間の母は私を産んですぐ死んだ エルフの父は魔物に殺された 両親の記憶は私の中に存在しない 人間の母は知らないが、エルフの父の話だけは沢山聞いた とても仲間思いで強くて、優しい人だったらしい 7才の誕生日を迎えた日、私は母の事が知りたい そぅ言ってエルフのみんなが止めるのを無視して、人間がいる土地へ足を踏み出した 結果……人間の土地で待っていたのは、『亜人』の私に対する迫害 みんなが必死に私を引き止めた理由がわかった気がした 人間にとって私は異物なんだ 私は次第に心を閉ざしていき… 母の事を知ることすら諦めかけていた そんな時だった…… あなた達に出会ったのは……
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