01.野良猫の彼女。

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「雲なんて食べれるわけないでしょ」 「食べれるし、綿飴みたいなもんだろ?」 高校生になっても、野良猫…原 伊球磨(ハラ イクマ)の頭の中は花畑が広がっているらしい。 飼い主のあたし、宮澤 翡翠(ミヤザワ ヒスイ)も最近呆れ過ぎているところ。 わざとしているのか、それとも素なのかそれはわからない。 ただわかるのは、人と少しばかり常識が外れているということだ。
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