第1話

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蛍が転入してきて2日目。 犬飼と食堂に行くと、いっかくで1人の少女・・・夜久 月子が上級生らしき人にからまれていた。 「はぁー、呆れた。隆文これ持ってて」 「お、おい。待てよ‼」 半ば強制的に持たせると、月子のもとへ向かった。 「ねぇ、お兄さん達さぁ プライドないの?」 「はぁ!?つーかお前誰だ」 「んー、ただのとうりすがりのものですよ(黒笑)」 蛍は、そう言うと上級生のうでをつかみ投げ飛ばした。 「ぐはっ」 勢いよく壁にクリーンヒットした。 投げ飛ばされた男は失神した。 「くそっ、覚えてろよ」 仲間の上級生らしき人は悔しそうにそう言うと、走り去った。 「弱い犬ほど良く吠える・・・。さて、朝飯朝飯」 そのままどこかへ行こうとする月子が蛍の腕をつかんだ。 「ん?」 「あ、ありがとうございました」 あたまを下げてお礼を言う月子に蛍はあっけにとられた。しかし、 「ふふ、君カワイイね。」 蛍は、それだけ言い犬飼のもとへ行った。 そして、月子は 「///」 その後ろ姿にみとれていた。
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