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当たり前のような日が続くと思っていた。
朝起きたらキッチンには朝食を作る母さんとコーヒーを飲みながら朝刊を読む父さん。
父さんより少し遅れて学校に行って、帰ってきたら母さんの「おかえり」って声がして、学校には内緒にしているバイトに行って、帰ったら夜食がある。
で、夜食食べて寝てまた朝起きて…。
毎日変化ああれど母さんがいて父さんがいて俺がいる。
こんな日々が崩れるなんて考えた事なかった。
テレビでは事故や何やらと言ってるし、世界中では毎日多くの人が亡くなったり、大切な人を失ってるとも知ってる。
だけどそれが身近で起きるなんて…ましてや自分に降りかかってくるなんて思いもしなかった。
多分多くの人がそうだ。
この一分一秒先何が起こるかわからない。
崩壊して、無くして初めて気づくんだ。
ただ過ごしていた日々が如何に大切なのかを…。
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