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突然の出来事から一夜明けました。
朝の清々しい空気にいつもなら癒されるはずなのに今日はその清々しい空気に腹が立つ。
とりあえず朝ご飯作ろう。
うん、とりあえず考えるのは後回しにしよう。腹が減っては戦は出来ぬって言うし空腹だと頭も回んない。
卵と牛乳、砂糖を少し入れパンを浸して、その間に野菜ちぎって、パンをバターでこんがりと焼けばフレンチトーストとサラダの完成。
あ、春陽って嫌いなもの何だろ?
俺春陽のこと知らなさすぎる。
あいつも俺のこと知らないし、ほんと変な兄弟だよな俺達。
「って暗くなってる場合じゃない。飯が冷める!春陽起こさないと。」
部屋は悲しいことに空いてるけど昨日は時間が遅かったし俺に部屋を準備する気力なんてなかったからとりあえず俺の部屋で一緒に寝た。
「おい、春陽。朝だぞ。」
トントンっと叩いてみるが全く反応がない。
「おーい、春陽、朝だぞ。あ、さ。」
今度は揺すってみる。
「ぅ~ん…。」
少し唸って布団に包まる。
春陽ってもしかして朝が苦手?
「っじゃなくて…。こらぁー起きやがれこのヤロー!!」
勢いよく布団を剥ぎ取るとびっくりして飛び起きた。
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