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何があったかは分かっているが、゙それ゙を頭から消し去りたかった。
理「頭から消し去ろうとしても無駄だからね。」
冷静に理央から言われ、翔は観念した。
翔「美術の授業・・・・・・で・・・移動教室。」
理「ご名答。」
一瞬の沈黙の後、あっと言う間に空気が焦りに変わる。
翔「ぎ、ぎゃあーーーっ、時間ないーーっ!!」
理「だから何回も呼んだのに・・・あんた食ベ物の世界に浸ってるんだから!!」
お弁当をもうすでに食べ終わっている理央は、怒りと焦りがいりまじった声で言う。
翔「だってここのところ短縮授業ばっかだったし、食事は、ゆっくり味わって食べるが私のモットーなんだもん!!」
理「状況を考えなさい!!」
翔は弁当箱をガチャガチャといわせながら片づけた。
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